拳正会空手道連盟の伝統行事である「寒稽古」が今年も大阪府貝塚市二色浜で執り行いました。
寒い状況の中、風邪等に負けない強い精神を育み、克己を目的とした心身の鍛錬である寒稽古。
大阪府貝塚市二色浜で寒稽古が行われるようになって11回目を迎えます。
参加者総数は、総勢186名。
天候は晴れ、朝の気温は7℃、比較的暖かい中で行われました。
砂浜のゴミ拾いを行ない、開式の後、準備体操にランニングに引き続き、基本動作(四股突・左右中段突・正面蹴・四方突・拳手法之型)を行ないます。
大人たちはお神酒をいただき、子供たちはしるしとしてコップに口をつけるだけ。
いよいよ、新春の海に入水です。
今年も寒稽古の目的を参加者全員が達成し、怪我することも無く終了しました。
2010年寒稽古フォトギャラリー
寒稽古を終えてインタビューしました。
将来の夢はウルトラマンになることですという大森君のお母さんに伺いました。去年7月の全国大会の少年中学年、組手の部で優勝しました。
本人が体力不足であることに気づき、通っていた進学塾もやめて、全国大会に向け2ヶ月間空手の練習に集中しました。
足の両親指の爪がはがれてしまうなどのアクシデントもありましたが、それを乗り越えて試合に挑んだ息子の姿に涙があふれました。
また、妹ができた時には、「ウルトラマンみたいになって、妹を守るんや。」と、言ってくれました。
空手を続けているおかげか、心優しくたくましい子に育ってくれていると思います。
江南正武館の師範の先生、門下生のみなさんに伺いました。
◎愛知県から車で来ました。
子ども達はみんな元気がよく、素直でまじめです。
毎年、この寒稽古に連れてきたいと思わせてくれます。
◎小学校の時にいじめられていたことがきっかけで空手を始めました。
今は、佐藤先生のような師範を目指し、がんばっています。
◎3才から空手をはじめ今、11歳です。
今回、2回目の寒稽古です。
◎初めての寒稽古です。
空手をはじめたきっかけは、お兄ちゃんの組手を見たことです。
◎将来の夢はGACKTの付き人です。
◎愛知県から来て、前の日にみんなで泊まりました。
行きも帰りも先生が車を運転してくれて、ありがたいです。
あっという間の小旅行です。
拳有館 :三兄弟で空手を続けている、千原健吾君(13歳)、裕貴さん(11歳)、彪雅君(8歳)の ご兄弟に伺いました。
兄「近所で空手の練習風景をみたことがはじめるきっかけでした。」
妹「空手を始めたきっかけは、お兄ちゃんです。」
弟「お兄ちゃんの組手を見て、かっこいいと思い習いはじめました。」
お母さん「3人とも兄弟仲良く、結束しています。
いい意味で張り合っているようです。」