2009年7月26日(日)
参加者総数174名が大阪府寝屋川市民体育館に集結し、第35回拳正会全国空手道選手権大会が開催されました。
天気は曇り、最高気温31℃、時折スコールのような激しい雨の降る大変蒸し暑い一日となりました。
そんな中、会場内は、選手や応援に駆けつけた人々の熱気でそれ以上に暑く感じられました。
開会式では、大会宣言、会長挨拶、ご来賓の方々のお祝辞等を頂き、昨年の各部門優勝者より優勝旗が返還され、次に代表選手による堂々とした選手宣誓、選手全員で基本動作を行い、滞りなく開会式が終了しました。
ABCDの4つコートに分かれ、まずは午前の部の試合開始です。
小学生高学年による組手では、まだまだ幼さの残る選手達が迫力のある戦いをみせてくれました。
小学生中学年による型の演技では、普段とは違う真剣で気迫あふれる眼差しで演技に取り組みました。
午後からは、小学生中学年による型・一般の組手、小学生中学年による型・中学生の組手、中学生女子による組手・小学生女子による組手、中学生女子による組手・一般女子による組手の試合を執り行いました。
午前の部では無かった一般の選手の試合が行われ、より白熱した戦いが繰り広げられました。
最後の決勝戦は、1つのコートを全員が見守る張り詰めた空気の中、勝ち残った選手が最後の力を出し切って戦いました。
型・組手共に大変見ごたえのある素晴らしいものでした。
今年で35回を数える拳正会全国空手道選手権大会を記念して、師範による氷割等のエキシビジョンが行われました。
分厚い氷やコンクリート、瓦が真っ二つに割れる様は、本当に驚きと感動でした。
会場からも歓声と拍手がわき上がりました。
今回初めて空手の大会を観覧したと言う会場にお越しの四名の方に本日の感想をいただきました。
組手の迫力に圧倒され、型のキレの良い動きに優美さを感じました。
そして、女性選手が多い事に驚きました。
美しくて逞しい、やまとなでしこ達に同じ女性として、完全に憧れの眼差しで、気付けばその姿を追っていました。
(岸和田市 Aさん)
特に型の演技の美しさには、目を奪われるものがありました。
指先まで気持ちの入った動きは、迫力の中にも繊細な美しさを感じさせる素晴らしいものでした。
大変感動しました。
(茨木市 Bさん)
テレビなどでは見た事がありますが、こんなに間近で見る事が出来て 貴重な経験をさせて頂きました。
もうその迫力と言えば「スゴイっ!!!」と言う他ありません。
技術の他に、相当な気合が必要なんだろうなぁ・・・。
気合あふれる空手魂・・・もう、本当にカッコ良すぎます!!
(大阪市 Cさん)
そして、惜しくも負けてしまった選手の、悔し涙が印象的でした。
大人になると、悔し涙を流す機会すらなかなか無いわけで「悔しい」と感じる事って 成長する為には、本当に大切な事ですよね。
皆さん、本当に明るく礼儀正しいなぁ・・・と感心しました。
日本人で良かった!!空手って、武道って素晴らしい!! 試合を見終わって、強くそう思いました。
素晴らしい時間を、本当にありがとうございました。
(寝屋川市 Dさん)
当日の写真ギャラリー
総評
一般(保護者等)の方から見た型試合の判定は、非常にわかりにくい等の意見から今大会より、小学生中学年型試合之部は、南光之型を規定型として採用しました。
一部の方の感想として「わかりやすい」「何故、ベスト8までだったの?」等、聞くことが出来ました。
今後の参考にさせていただきます。
又、以前より団体型試合之部を充実させた事もあり、非常に盛り上がりました。
今年も大会の目的を大会スタッフ、参加者全員が達成し、大きな怪我も無く終われたので良かったと思います。