拳正会空手道連盟の伝統である年頭行事「寒稽古」が、2016年1月10日(日)に大阪府貝塚市二色浜で開催されました。
今年は気温も穏やかで、全員で海岸の掃除した後、寒稽古が始まりました。
昨年の暮れには無事に新師範が2名誕生し、寒稽古にて会長・宗家より免状が授与されました。
今年は「新」をテーマに防具付空手の安全性と実践性などを普及するため、新たな挑戦の年となりそうです!
昨年、日本三大宮様賞の一つである東久邇宮文化褒賞を頂くことができました。
これからも伝統を重んじ青少年育成に精進していきたいと思います。
2016年寒稽古フォトギャラリー
寒稽古に参加された皆さんへインタビュー
拳有館 田原尚也くん 7歳
寒稽古は初めてだったけど、怖くなかったです。
普通に海に入るのとは全然違っていて楽しかったです。
空手は去年の4月から始めました。
最初は怖かったけど、友達もできました。
いつか全国大会もでてみたいです。
![寒稽古2016年 拳正会空手道連盟](http://kenseikaikaratedou.com/storage/wp-content/uploads/2019/06/image-391.png)
拳武館 兄・大橋亮介くん 13歳中学1年生今日の寒稽古は寒かったです。
幼稚園の年長から空手をしているので、寒稽古は何回も来ているけど嫌いです。
空手を始めたきっかけは、見学に行って見ていて楽しそうだったからです。
組手とか戦う所がかっこ良くて好きです。
弟も一緒に空手をしていて、けっこうできます。
全国大会もときどきでています。
これからもずっと空手を続けたいです。
拳武館 弟・大橋由侑くん 8歳
小学校3年生空手は幼稚園の年長からしています。
お兄ちゃんが空手をしているのを見て、かっこいいと思って始めました。
空手は型を覚えるのが大変だけど、組手や戦うところが楽しいです。
全国大会に出たこともあります。
勝てなかったけどまた出たいです。
先生はちょっと怖いけど、これからも空手をやっていきたいです。
![寒稽古2016年 拳正会空手道連盟](http://kenseikaikaratedou.com/storage/wp-content/uploads/2019/06/image-392.png)
茨木第二道場 岡本淳一 師範空手を始めたのはもう36年くらい前です。
近所の空手道場に見学に行って、すごくかっこよかったので習い始めました。
その頃からずっと茨木代表の宮原先生に教えて頂いています。
指導はすごく厳しかったです。
7時~9時が練習時間だったのですが、7時に道場に着き、7時10分に防具を着け、7時13分にはもう気を失って9時まで寝ていたことがありました。
組手で、山川先生に頭頂部を蹴られて気を失ったみたいです。
それが一番の思い出ですね。
練習は厳しかったけれど、これまで続けられたのは、山川先生や宮原先生のような人になりたいと、子供ながらに思っていたからだと思います。
キリッとした眉毛や見た目、子供に話しかける雰囲気なんかが、すごくかっこよかったんです。
彼らのような先生になりたいので頑張っていきたいです。
この度師範代から、師範になりました。
門下生に伝えたい事は、型がうまくなってほしいとか、組手が強くなってほしいということももちろんありますが、それ以上に礼儀作法を学んでほしい。
きっちり人の目を見て話すとか、道場や学校で年下の子に優しく接するという当たり前のことをできるようになってほしいですね。
これからはいろんな道場に出向いて、各先生方の指導方法を勉強させて頂きたいです。
茨木第一道場 五嶋隆史 師範
一年の初めに寒稽古をすることで、「寒くても痛くても辛くてもやる!」という気持ちで1年を耐え切れる自信ができるので、とても良い行事だと思います。
今日、会長も「辛いことがあっても、寒稽古を思い出して乗り越えてくれ」とおっしゃっていましたね。
いつも指導する時は、会長の教えをうまく伝える、ということを心がけています。
上手い下手は関係なく『一生懸命やるという気持ちを出せ』といつも言われてきました。
自分が教わったことを、子どもたちに上手に伝えていけるように頑張りたいです。
でも厳しくされて強くなった僕らの時代と、最近の子供は違うので、なるべく褒めて良い所を伸ばしてあげられるように意識しています。
最近は幼稚園から空手を始める子も多くなっています。
そういう小さい子には、初めから僕らのような大人が教えると怖がってしまうので、少し年上の子に見てもらうようにしています。
僕の双子の娘も一緒に空手をしているので、小さい子たちの面倒をみて、最初の取っ掛かりを作ってくれています。
これはとても良い取り組みだと思うので、これからもやっていこうと思っています。
![寒稽古2016年 拳正会空手道連盟](http://kenseikaikaratedou.com/storage/wp-content/uploads/2019/06/image-394.png)
尚弘館 谷村美来さん高校1年生空手を始めたのは4歳の時で、今は2段にまでなりました。
お姉ちゃんが空手をしていたのを見てかっこいい!と思い、習い始めました。
初めは練習が怖くて、体育館の後ろでずっと泣いていましたが、試合で勝ったりすると楽しくなって好きになりました。
組手と型なら、型の方が好きです。
でも型は一度癖がつくと直すのにすごく時間がかかるから大変です。
学校との両立は問題なくできています。
学校で空手をやっている子はほとんどいないので、かっこいい!と言われます。
今年の目標は、新しい型を覚えて、試合で一人でも多く勝てるようになることです。
これからも練習を続けて、師範になりたいです。
![寒稽古2016年 拳正会空手道連盟](http://kenseikaikaratedou.com/storage/wp-content/uploads/2019/06/image-395.png)
茨木本部 北川さん親子
北川晋也さん空手を始めたきっかけは市の広報でしたね。
見学させてもらって、親子3人で同時に空手を始めました。
家族で空手をしていると、共通の話題ができて楽しいです。
習ったことを家族で教え合いができるので、誰か一人が覚えていれば家で復習ができます。
まだ始めたばかりなので、基本しかやっていませんが、型などもかっこいいのでやってみたいですね。北川陽一くん
今日の寒稽古は、海が冷たかったけど楽しかったです。
師範がパパに教えたことを、パパが家族みんなに教えてくれます。
空手の練習は、体幹トレーニングが一番楽しい!
茨木本部 里村りとちゃん 7歳
今日の寒稽古は冷たかったけど気持ちよかった!
まだ空手は始めたばかりだけど楽しいです。
茨木小学校で空手教室をやってて安かったから始めました。
組手はまだやったことがなくて、「蹴り」が好きです。難しいのは「突き」かな。
将来の夢はイラストレーターだから、これからも空手は続けたいけど、先生とかにはならないかも。
友達を空手に誘う時は、「茨木小学校の7時の空手は安いから、入ってみたらどう?」って言う!
茨木本部 大成佳恩くん 14歳
空手はどうして習い始めたのか覚えていないけど、小学校1年生くらいから始めました。
組手と型なら、型の方がおもしろくて、毎回でてる大会でも型の方が強いです。
学校の部活は入っていないので、学校との両立は大変じゃないです。
空手をしていると友達が増えました。
後輩は可愛いけど、面倒を見るのは大変です。
今年の目標は全国大会でメダルを取ることなので頑張ります。
茨木本部 志水 誠 師範
子供の頃は体が弱かったので、親のすすめで近くにあった空手を習い始めました。
受験や仕事で中断した時期もありましたが、39年くらいは続けています。
続けられた理由は、空手が楽しいということもありますが、人の繋がりもありますね。
空手をしていない時期でも、先生に会いに行ったりするとまたやってみようかな、という気持ちになりますから。
空手で大変なことというか辛いことは寒稽古ですね。
やはり寒さがきついので、しょっちゅうはしたくないです。
逆に楽しかった思い出は、全国大会で勝ち上がっていったことですね。
練習の結果が順位になるので、てっぺんまで行った時は、練習の成果がでた!と嬉しくなります。
指導をするときのモットーは、「基本を大事に」です。
審査を受けるのは簡単だけど、もっと根本的に大事なことがあるよ、ということを伝えていきたいです。
型や組手も基本の集まりなので、とにかく基本をしっかり覚えてもらいます。
基本さえしっかりしていれば、ずっと続けていけるので。
これから空手を始めようと思っている方には、「とにかく楽しく基本をやっていくので、是非見に来てください!」と伝えたいです。