寒稽古2013年 拳正会空手道連盟

寒稽古2013年 拳正会空手道連盟

拳正会空手道連盟の伝統である年頭行事「寒稽古」が、今年も1月13日(日)に大阪府貝塚市二色浜で開催されました。
当日は天候も良く、全員で海岸の掃除した後、二代目宗家が先頭に立ち寒稽古が始まりました。

ここで、なぜこの寒い時期に海に入って寒稽古をするのか?と疑問をお持ちの方にご説明させて頂きますと、この寒さに耐えながら稽古をすることにより、自らの精神の鍛錬をして心身を鍛える事は日本古来の伝統ともいえる修行であり、 1年間の健康と精進することを祈願する意味合いがあります。

今年も元気に参加した門下生たちの生の様子をご覧下さい。

2013年の寒稽古の模様、フォトギャラリー。

門下生を代表してンタビューこたえていただきました。

門下生を代表して、拳志館 児玉隆道君と真琴ちゃんに寒稽古の感想を頂きました。

寒稽古2013年 拳正会空手道連盟
◎まずはお兄ちゃんにインタビュー
空手を始めて1年で、いつも怒られることもあるけど、とても楽しく続けています。
先生は怖いけど、優しいところもあります。
寒稽古は2回目です。
海は寒かったけど楽しかった。
走って足が痛かったけど走り切れた。
お友達も増えてうれしかった。

◎次に妹ちゃんにインタビュー
空手を始めて3か月。
今は走るのが楽しいです。
お兄ちゃんは空手の時かっこいいです。
今回の寒稽古初めて参加しました。
海に入って楽しかったです。

◎最後にお母さんインタビュー
きっかけは映画で観た空手に憧れて「小学校に入ったら、ぜったい習いたい!!」と言ってました。
地域の広報誌で空手道場を見つけ、家から近くで探していたのでさっそく通わせる事にしました。
今まで体調不良の3回休んだだけで、雨の日も元気に通っています。
妹のほうは家でも時間があると型をするぐらい、遊びの中に空手が溶け込んでいるようです。
先生たちの話を姿勢を正してきちんと聞いてるお兄ちゃんの姿を見たり、あいさつもきちんとできたりするようになっていたり、そんな姿を見る度に、成長をすごく感じます。
一番びっくりしたことは、20歳を超えたお姉さん、お兄さんがもちろん練習中はキリッと厳しいのですが、休み時間にはとてもかわいがって、遊んでくれることです。
まるで大きな家族のように気にかけてくれることがとてもうれしかったですね。
安心してお願いできるなと感じています。

キッズ空手の門下生たちも頑張りました。

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キッズカラテに力を注がれている拳義館 川村館長にお話を伺いました。

寒稽古2013年 拳正会空手道連盟キッズ空手に力を入れ出したきっかけは、門下生のお母さん方から、「下の子供も習わせてほしい」とお声を頂いたことからスタートしました。
先ずは、走ることを中心に、型の真似から、興味をもって慣れることから始めています。
時間は元々6時スタートでしたが「小さいのでもう少し早く」とのご要望から金曜のみ、5時スタートしております。
早い子は、3歳から始めて正座も上手にできますし、集中力と団体行動における協調性が養われています。
道場には、お姉ちゃんお兄ちゃん世代に混ざる中、幼稚園とは違う仲間意識ができることが特徴ですね。
今まで道場では、低学年のお子様が一番下だったので、甘えていた子が、さらに下の幼稚園生が入ることにより、お姉さんお兄さんとして相互に成長しているところを見えたのも嬉しい相乗効果だったと思います。
お母さん方からは「足りないものが一つずつ補われて成長していく感覚がします。」とよく言われます。
道場に来ると、しっかり叱ることができる大人がいる場所だという自覚も生まれ、子供の顔がピリッと締まります。
また、決まった曜日と時間にスケジュールが入ることにより、生活のリズムが生まれ、遊びと勉強のスイッチが上手に切り替われるようになった子もいます。
体が強くなるのはもちろんですが、子供会などの団体行事の時にも、下の子の面倒も自然にできるようになるなど、心の成長がみてとれることがご両親からは一番喜ばれますね。
空手という昔のイメージではなく、体力づくりという意味でもいいと思います。
入っていただけたら必ず先ほど述べた、様々な良いことがありますので、是非小さな内から始めてみてほしいと思います。

成人した門下生たち

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成人した門下生を代表して拳和館道場の善家将貴さんにインタビューしました。

寒稽古2013年 拳正会空手道連盟成人の記念となった今年の寒稽古、一昨年はすごく寒かったけど、それに比べて楽でした。
が、やっぱり寒かったですよ。
僕が空手を始めたのは幼稚園の頃で、その頃、父が夜になるといつも家にいないのが気になって「いつもどこへ行ってるんだ?」とついていく内に、そこには家でくつろいでいる父とは全く違う父の姿があって。(笑)
「かっこいいな〜」と思ったのがきっかけでした。
武道で学んだ言葉づかいや礼儀は現在のアルバイト先でも声もしっかり出せて、善家君イイね〜と言われます。
空手の稽古はしんどいことも多いですが、その分得られるものは、人それぞれ必ずあります!
興味のある人は、是非、一歩踏み出してやってほしいです。
昨年は、全国大会へ出場して準優勝出来たので、今年は名古屋で優勝を狙って行きたいですね。

フリーアナウンサーの青木和夫さんもわが拳正会の門下生

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空手を始めて3年目になります。
アナウンサーとして40数年間勤め、62歳で定年して現在もフリーアナウンサーとして活動して、今年で68歳となります。
きっかけは退職したことで、今までアナウンサーという職業上、通常の生活リズムではない生活をしていましたので心身ともに立て直してみようと思ったからです。
本当にアナウンサーという職業は、生活リズムが規則的ではないため、武道とは縁遠い世界です。
人生において、最後にひとつぐらい身につけるような武道をしてみたいと思い、空手を始めました。
やり始めると、とても楽しいです!
また、自分の体というものを改めて見つめなおすきっかけになりました。
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と言いますが、体を律することによって気持ちも整理できるような気がします。
私たちのクラスはビジネスクラスで、一番若くて20歳代で、年齢層も幅広いです。
終わった後にみんなでご飯を食べたり、僕らの世界とは違う方と話ができたりして集まれることがとても楽しいです。
寒稽古は初めてで、当日までは体調をいろいろ心配しておりましたが、やってみるとあっという間で、海の中に入って、突きを練習して出てくると、とても清々しい気持ちになり、今年一年また何かに向かって頑張ってやれるぞという気持ちになりました。
今年は地元の名古屋が全国大会という事らしいですが、私自身は、みんなで集まって型を練習したり体幹を鍛えたりすることを目的としていて、今のところは、空手の心だけ頂けたらいいと思っています。
空手とは体を鍛えるものですが、一番大きいのは心を鍛えるものだと思います。
精神を律した生活というのができると思います。
昨今の教育問題もありますが、武道を通じて自分の精神を鍛えられるすばらしい子供たちが増えると日本の将来も変わるのではないかと思っています。

全国大会 名古屋開催に向けて

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名古屋正武館 西野館長にお話を伺いました。今年は風もなく穏やかで過ごしやすかったので、その分元気に海に入れてよい寒稽古だったと思います。
愛知から16名で朝5時に集合してバスに乗って二色浜まで来ました。
この後は、お楽しみの温泉にみんなで入る予定です。
私たちの道場では特に「子供の育成」に力を入れています。
礼儀正しく、言葉遣いをしっかりと。
最近では、学校の先生でも言葉づかいができない人も増えていますが、道場ではそのようなことを一切なくして礼儀から入り、気持ちを育て、心を鍛えることをモットーにしています。
私自身、空手を始めたきっかけはもう覚えていないですが、何か武道をしたかった時に偶然近くに拳正会ができて、気づけは40年以上続けていたという感じです。
空手を通して得たものは強い心。
何か困難があっても乗り越えようとする力がつきました。
また、生活の中に仕事と空手という2つがあることで、すべてよい方向に働くことに気づきました。
たとえば仕事に行き詰まったとしても、空手をすることで気分が変わり、解決策が浮かぶようになります。
空手をすることで自分の幅が広がったことはとても実感しています。
今年は、愛知が拳正会空手道全国選手権大会の会場となっています。
愛知県での開催は約10年に一度と少ないので、より良い大会にしたいと思っております。
今回は立派な会場もとれたので、よい会場でよい熱戦が繰り広げられるように努力したいと思います。

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